仏陀は説く。
「私が説いた法と律(教えと戒律)が、お前たちの師である」と。 パーリ三蔵
さらに長老と年少のが互いに呼び合う方法を定め、僧団は細かな戒条を捨ててよいと述べる。
最後に仏陀は三度、大衆になお疑問があるかを問い、人々はみな沈黙する。
仏陀は、ここにいる最も年少の出家男性もすでにを証得していると述べる。
異なる記載
呼び方は南伝パーリ経典、漢訳『根本説一切有部律』と法顕訳『大般涅槃経』などに見える。
細かな戒条を捨てることは南伝パーリ経典などに見え、漢訳『摩訶僧祇律』はの際に追述する。
記載の相違をさらに見る(1)
蔵訳律典は、仏陀の後は半月に一度誦読する戒経(出家の戒条を列挙した経本)を師とし、細かな戒条は僧衆が共同で相談して取捨するとする。
時期
成道第 45 年、仏陀七十九歳から八十歳、後、入滅の当夜。
経典の明記により、後世の註釈書は後夜とし、この夜まで確定できる。
関連項目
- 年
- 地名
- 人物
- 説かれた経
研究者向け資料:信頼度・年の根拠・全出典
- 信頼度の判定方法
「法と律を師とする」の節は、南伝パーリ経典、漢訳『長阿含経』、漢訳『根本説一切有部毘奈耶雑事』、漢訳『仏般泥洹経』『般泥洹経』、漢訳三巻本『大般涅槃経』の五部派に記載があり、多部派共伝に属する。
そのうち「呼び方」は三部派に記載があり、「小小戒を捨てる」は三部派に記載があり、「三度疑問の有無を問う」は五部派に記載がある。
- 年の根拠と時間の精度
経典の明記(経典自身が時期を記している)。
時間の精度:この日まで確定。
出典
- 藏譯(德格版)德格版 D6 da 288a1–288b7
- 大正藏大正藏 T01 no.7 p.204c
- 大正藏大正藏 T24 no.1451 p.399a
- 藏譯(德格版)德格版 D6 da 288a5–288a6
- パーリ三蔵巴利 DN 16:6.1.1–6.6.6
- 大正藏大正藏 T01 no.1 p.26a–b
- 大正藏大正藏 T01 no.1 p.26a
- 大正藏大正藏 T01 no.1 p.26b
- 大正藏大正藏 T01 no.5 p.172b
- 大正藏大正藏 T01 no.6 p.188a–b
- 大正藏大正藏 T01 no.6 p.188a
- 大正藏大正藏 T01 no.7 p.204b–c
- 大正藏大正藏 T01 no.7 p.204b
- 大正藏大正藏 T02 no.125 p.752c
- 大正藏大正藏 T22 no.1425 p.492b
- 巴利註解書巴利註釋 Sv,§198