太子の誕生後、相師(人相を見る婆羅門。婆羅門は古代インドで祭祀を司った祭司階級)が相を観て、三十二のを備えていると言った。 大正蔵
出家しなければ天下を統一する転輪聖王となり、出家すれば仏陀となる、と。
国王も太子に名を付けた。 大正蔵
相師の予言は主に漢訳『四分律』に、命名は主に漢訳『根本説一切有部律』に見える。
異なる記載
太子の名:漢訳『根本説一切有部律』には「成就一切事」「釈迦牟尼」「千象力」「悉達」などの名が記され、仏伝『過去現在因果経』は「薩婆悉達」、南伝の後世の註釈書はシッダッタとする。 大正蔵
時期
誕生後まもなく、仏陀は生まれたばかりである。
漢訳『四分律』は「生まれたばかりのとき」とし、南伝の後世の註釈書は命名を生後五日目とする。
註釈書によればこの日まで確定できるが、経典自身には正確な時期がない。
関連項目
- 年
- 地名
- 人物
- 説かれた経
研究者向け資料:信頼度・年の根拠・全出典
- 信頼度の判定方法
「相師が二つの道を占う」の節は、漢訳『四分律』のみに記載があり、単派記載に属する。
そのうち「命名」は漢訳『根本説一切有部毘奈耶破僧事』のみに記載がある。
- 年の根拠と時間の精度
経典の明記(経典自身が時期を記している)。
註釈書による(経典には記されず、後世の註釈書が時期を記した)。
時間の精度:年は不確定、この日まで確定。
出典
- 大正藏大正藏 T22 no.1428 p.779b
- 大正藏大正藏 T24 no.1450 p.108b
- 大正藏大正藏 T24 no.1450 p.108c
- 大正藏大正藏 T24 no.1450 p.110b
- 大正藏大正藏 T03 no.189 p.627b
- 巴利註解書巴利註釋 Ja-a
- 巴利註解書巴利註釋 Bv-a,§50,PTS 0.277
- 大正藏大正藏 T24 no.1450 p.116c
- 大正藏大正藏 T22 no.1428 p.854a
- 大正藏大正藏 T03 no.189 p.626b
- 巴利註解書巴利註釋 Bv-a,PTS 0.277