バーラーナシーにいるヤサの四人の友は、彼の出家を聞いて鹿野苑へ来る。 パーリ三蔵
Kd 1:9.1.1SuttaCentral でパーリ原文を読む
仏陀が彼らに説法すると、四人はを証得して出家し、間もなくみなを証得する。
世に十一人の阿羅漢が現れた。
漢訳『四分律』は四人の名を無垢・善臂・満願・伽梵婆提と記す。 大正蔵
異なる記載
四人の名は各本で異なり、各本の名がどう対応するかは字義から推測するしかない。
記載の相違をさらに見る(2)
漢訳『根本説一切有部律』は、仏陀が「善来」と呼びかけるだけで彼らを出家させ、先に説法はしなかったとし、四人をヤサと合わせて五人の富家の子(長者の子)と呼ぶ。
仏伝『過去現在因果経』『仏所行讃』『方広大荘厳経』にはこの四人の友はいない。
時期
成道第 1 年、仏陀三十五歳、中、ヤサの出家後間もなく。
前後の出来事からの推定により、この雨安居の内であることしかわからない。
関連項目
- 年
- 地名
- 人物
- 説かれた経
研究者向け資料:信頼度・年の根拠・全出典
- 信頼度の判定方法
南伝パーリ経典、漢訳『四分律』、漢訳『五分律』、漢訳『根本説一切有部毘奈耶破僧事』の四部派に記載があり、多部派共伝に属する。
- 年の根拠と時間の精度
前後の出来事からの推定(経典にも註釈書にも時期の記載はなく、この出来事と前後の出来事の順序から年を割り出した)。
時間の精度:おおよそ数年の間。
出典
- パーリ三蔵巴利律 Kd 1:9.1.1–9.4.9
- 大正藏大正藏 T22 no.1428 p.790b
- 大正藏大正藏 T22 no.1421 p.105c–106a
- 大正藏大正藏 T24 no.1450 p.129c–130a
- 大正藏大正藏 T04 no.196 p.149b
- 大正藏大正藏 T03 no.191 p.956c
- 藏譯(德格版)德格版 D1 nga 50b2–51a4
- 藏譯(德格版)德格版 D1 nga 51a4
- 藏譯(德格版)德格版 D1 nga 51a5