初転法輪の後、仏陀はそのままバーラーナシーの仙人住処、鹿野苑で最初のを過ごす。 大正蔵
パーリ三蔵
Kd 1:13.1.1SuttaCentral でパーリ原文を読む
期間は三か月。
初転法輪から各地での剃度の許可までの出来事は、多くがこの期間に起きている。
異なる記載
雨安居の起点:南伝の後世の註釈書は初転法輪の当日とする。
仏伝『仏本行集経』は六月十六日から九月十五日までとする。 大正蔵
記載の相違をさらに見る(3)
南伝パーリ律典の本文は「雨安居が過ぎた」とだけ述べ、場所は文脈からバーラーナシーと推定される。
仙人住処と明記するのは後世の註釈書と仏伝だけである。
仏伝『仏本行集経』はほかに、仏陀がカッサパの火神を祀る場所と竹園で雨安居を過ごしたとも記しており、字面どおりに読めば、第一年の雨安居は一か所にとどまらなかった可能性がある。
漢訳『十二遊経』は四月八日から七月十五日までを「一年」と数えるため、初転法輪後の雨安居はすでに第二年に属する。 大正蔵
時期
成道第 1 年、仏陀三十五歳、雨安居中の三か月(アーサールハ月からカッティカ月まで)。
三か月の期間は後世の註釈書によるもので、この三か月の間であることしかわからない。
関連項目
- 年
- 地名
- 人物
- 説かれた経
研究者向け資料:信頼度・年の根拠・全出典
- 信頼度の判定方法
南伝パーリ経典のみに記載があり、単派記載に属する。
- 年の根拠と時間の精度
註釈書による(経典には記されず、後世の註釈書が時期を記した)。
時間の精度:月のみ判明。
出典
- 巴利註解書巴利註釋 Ap-a,s0510a,PTS 頁標 0.0091/VRI 1.0099
- 大正藏大正藏 T03 no.190 p.835b
- 大正藏大正藏 T04 no.194 p.144b
- パーリ三蔵巴利律 Kd 1:13.1.1
- 大正藏大正藏 T03 no.190 p.841a
- 大正藏大正藏 T03 no.190 p.861a
- 大正藏大正藏 T04 no.195 p.147a