南伝『中部』第 134 経には、チャンダナ天子(一人の神)が、カピラヴァットゥに住むローマサカンギヤ(Lomasakaṅgiya)に、仏陀がかつて三十三天の樹下の石の座で神々のために「賢善一夜偈」(今この時をつかむよう勧める偈頌)を説いたと告げたこと、ローマサカンギヤがサーヴァッティーへ行って仏陀に尋ね、仏陀が彼に偈頌とその解説を説いたことを記す。 パーリ三蔵
ほかの出典(2 件)
南伝の後世の註釈書は、仏陀が三十三天で阿毘達磨を説いていたとき、理解できない神々のためにこの偈を挟んで説き、チャンダナ天子は偈頌を覚えたが解説を忘れてしまったと述べる。
異なる記載
偈頌がもともと説かれた場所:南伝『中部』第 134 経は三十三天とし、漢訳『中阿含経・釈中禅室尊経』はラージャガハの竹林とする。
時期
成道第 7 年、仏陀四十一歳、中。
年は後世の註釈書によるもので、年のみ判明。
関連項目
- 年
- 地名
- 人物
- 説かれた経
研究者向け資料:信頼度・年の根拠・全出典
- 信頼度の判定方法
南伝パーリ経典、漢訳『中阿含経』の二部派に記載があり、二派記載に属する。
- 年の根拠と時間の精度
註釈書による(経典には記されず、後世の註釈書が時期を記した)。
時間の精度:年のみ判明。
出典
- パーリ三蔵巴利 MN 134:1.2–1.3
- パーリ三蔵巴利 MN 134:2.11
- 巴利註解書巴利註釋 MN-a
- 大正藏大正藏 T01 no.26 p.698c
- パーリ三蔵巴利 MN 134経典の冒頭