南伝の後世の註釈書には、仏陀が三十三天で阿毘達磨を説いていたとき、インダカ(Indaka)天子がすぐそばに坐り、アンクラ(Aṅkura)天子は十二も離れて坐っているのを見たと記す。
アンクラは人間界で多大な布施を行っており、インダカはただ一匙の飯をアヌルッダに布施しただけであった。
仏陀はこれをもって、徳ある人への布施は果報がより大きいことを説き、説き終わると二人の天子はともにを得た。
異なる記載
この物語は南伝『餓鬼事』第 2 品第 9 篇の末尾の偈頌に見え、物語の背景は南伝『餓鬼事』と『法句経』の註釈書が補っている。
時期
成道第 7 年、仏陀四十一歳、中。
後世の註釈書は、第七年のアーサールハ月の満月の後、仏陀が三十三天に住んでいたときとする。
年のみ判明。
関連項目
- 年
- 地名
- 人物
- 説かれた経
研究者向け資料:信頼度・年の根拠・全出典
- 信頼度の判定方法
早期各部派の経律には記載がなく、註釈書または後出の仏伝にのみ見える。
後世の補述に属する。
- 年の根拠と時間の精度
註釈書による(経典には記されず、後世の註釈書が時期を記した)。
時間の精度:年のみ判明。
出典
- パーリ三蔵巴利 Pv 21:0.3
- 巴利註解書巴利註釋 Pv-a,§314–5
- 巴利註解書巴利註釋 Dhp-a
- パーリ三蔵巴利 Pv 21経典の冒頭