漢訳は「九年、穢沢中、為陀崛摩説法」と述べる。 大正蔵
第九年に穢沢の中で陀崛摩に説法した、という意味である。
元・明版本では「中」の字を「山」に作る。
この経が記す場所は、後世の註釈書と漢訳『僧伽羅刹所集経』のコーサンビーと異なる。
異なる記載
第九年の仏陀の所在:後世の註釈書と漢訳『僧伽羅刹所集経』はコーサンビーとし、漢訳『十二遊経』は穢沢の中(または穢沢山)とする。
記載の相違をさらに見る(1)
漢訳『十二遊経』は、成道の年の四月八日から七月十五日まで樹下にいた期間を「第一年」と数え、年の数え方がここでの算法と異なるため、経中の年次を「成道第何年」に直接換算することはできない。
時期
本項は漢訳『十二遊経』第九年の記載を対照のために掲げたもので、成道第 9 年(仏陀四十三歳)に置く。
年次は経典の明記だが、経中の「年」はここでの算法と異なる。
関連項目
- 年
- 地名
- 人物
- 説かれた経
研究者向け資料:信頼度・年の根拠・全出典
- 信頼度の判定方法
早期各部派の経律には記載がなく、註釈書または後出の仏伝にのみ見える。
後世の補述に属する。
- 年の根拠と時間の精度
経典の明記(経典自身が時期を記している)。
註釈書による(経典には記されず、後世の註釈書が時期を記した)。
時間の精度:年のみ判明。
出典
- 大正藏大正藏 T04 no.195 p.147a–b
- 大正藏大正藏 T04 no.194 p.144b
- 巴利註解書巴利註釋 AN-a
- 巴利註解書巴利註釋 Bv-a
- 巴利註解書巴利註釋 Vajirabuddhi