この年、仏陀は五十五歳(年齢はすべて三十五歳成道を基準に算出する)。
「サーヴァッティー時代」(成道第 21〜44 年)はこの年から始まる。
後世の註釈書によれば、仏陀は以後、サーヴァッティーの祇園と東園をの定まった場所とする。
この時期に説かれた経の多くは場所だけを記して年を記さないため、いかなる出来事もこの年に明確には置かれておらず、これらの経はまとめて「サーヴァッティー時代の経典」に挙げる。
アーナンダが定まった侍者(仏陀の身のまわりの世話をする弟子)を務め始めたことなど三件は、後世の註釈書が成道後の最初の二十年より後とだけ述べるため、「おおよそどの数年の間かだけが分かる出来事」に置く。
この年の雨安居
後世の註釈書によれば、仏陀はこの年からサーヴァッティーの祇園と東園を定まった雨安居の地とし、年ごとに場所を変えなくなる。
漢訳の一つの読み方では、この年は柘梨山(山の名)中に帰って雨安居したとする。
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