この年、仏陀は六十三歳。
の場所は前の数年と同じく、サーヴァッティーである。
経典も後世の註釈書も、この年に起きたと明言する出来事は一つもない。
サーヴァッティー時代の記録には一つの特徴がある。
説法の場所と聴衆は記すが、年は記さない。
そのため、まとめて「サーヴァッティー時代の経典」に帰するほかない。
この年の雨安居
後世の註釈書によれば、仏陀は晩年サーヴァッティーの祇園と東園を定まった雨安居の地とし、この年もここで過ごす。
漢訳も仏陀が十九年にわたって舎衛国(すなわちサーヴァッティー一帯)で雨安居したと述べ、この年はその四年目にあたる。
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