仏陀はパータリ村に至り、土地の信者たちが仏陀を休憩所に招く。 パーリ三蔵
仏陀は彼らに破戒の五つの過失と持戒の五つの利益を説き、夜更けまで語る。
漢訳『遊行経』は、この信者たちが法を聞いた後、となることを願って五戒を受けたとする。
異なる記載
内容:漢訳『根本説一切有部律』と蔵訳律典が説くのは放逸(慎まず、精進しないこと)の五つの過失と不放逸の五つの利益であり、破戒と持戒ではない。
記載の相違をさらに見る(2)
聴衆:南伝パーリ経典は彼らを在家男性信者と呼び、すでに信者であったとする。
漢訳の他の各本は婆羅門と居士とする。
説法の場所は各本で休憩所、樹下、新築の講堂、塔廟のそばなど異なる。
時期
成道第 45 年、仏陀七十九歳から八十歳、前、パータリ村に着いた当日の夕方から夜更け。
時刻は経典の明記によるが、旅程中の位置は前後の出来事からの推定で、この年のある一日であることのみ判明。
関連項目
- 年
- 地名
- 人物
- 説かれた経
研究者向け資料:信頼度・年の根拠・全出典
- 信頼度の判定方法
「五失五得を説く」の節は、南伝パーリ経典、漢訳『長阿含経』、サンスクリット本『大般涅槃経』、漢訳『仏般泥洹経』『般泥洹経』の四部派に記載があり、多部派共伝に属する。
そのうち「」は漢訳『長阿含経』のみに記載がある。
- 年の根拠と時間の精度
経典の明記(経典自身が時期を記している)。
前後の出来事からの推定(経典にも註釈書にも時期の記載はなく、この出来事と前後の出来事の順序から年を割り出した)。
時間の精度:この日まで確定。
出典
- 藏譯(德格版)德格版 D6 da 234b6–236a6
- 梵文原典梵文《大般涅槃經》(Waldschmidt)§4.2–4.20
- 大正藏大正藏 T24 no.1451 p.384c
- 藏譯(德格版)德格版 D6 da 235b3–236a5
- パーリ三蔵巴利 DN 16:1.19.1–1.25.4
- パーリ三蔵巴利律 Kd 6:28.1.1–28.7.1
- 大正藏大正藏 T01 no.1 p.12b
- 大正藏大正藏 T01 no.5 p.162b
- 大正藏大正藏 T01 no.6 p.177c
- 大正藏大正藏 T24 no.1451 p.384b
- 大正藏大正藏 T24 no.1448 p.21c
- 梵文原典梵文《大般涅槃經》(Waldschmidt)§4.6–4.17
- 大正藏大正藏 T01 no.1 p.12a–b
- 大正藏大正藏 T04 no.192 p.41b
- 轉引自現代整理本轉引自現代整理本
- 梵文原典梵文《大般涅槃經》(Waldschmidt)§4.2
- パーリ三蔵巴利 DN 16:1.22.1