アーナンダが大地はなぜ震動するのかと問い、仏陀は八つの原因があると説く。 パーリ三蔵
その第七は仏陀が寿命を捨てることである。
南伝パーリ経典と法顕訳『大般涅槃経』は続いて八種の聴衆、八勝処、八解脱などの禅修の法門を説き、魔がを請うた経緯を追述する。
アーナンダはここでようやく三度、仏陀にこの世にとどまるよう請うが、仏陀はすでに遅いと述べ、過去にラージャガハやヴェーサーリーの各所でほのめかしたのにアーナンダが一度も請わなかったことを列挙して、アーナンダを責める。
異なる記載
八つの原因の内容:漢訳『増一阿含経』の後の四つは他の記載と異なり、たとえば「衆生の福が尽きる、国王が互いに攻め合う」などである。
時期
成道第 45 年、仏陀七十九歳から八十歳、後、捨寿と同じ日。
後世の註釈書はマーガ月の満月とし、註釈書によればこの日まで確定できる。
関連項目
- 年
- 地名
- 人物
- 説かれた経
研究者向け資料:信頼度・年の根拠・全出典
- 信頼度の判定方法
「地動の因縁」の節は、南伝パーリ経典、漢訳『長阿含経』、サンスクリット本『大般涅槃経』、漢訳『仏般泥洹経』『般泥洹経』、漢訳三巻本『大般涅槃経』の五部派に記載があり、多部派共伝に属する。
そのうち「八衆」は三部派に記載があり、「アーナンダが住世を請うて責められる」は五部派に記載がある。
- 年の根拠と時間の精度
経典の明記(経典自身が時期を記している)。
註釈書による(経典には記されず、後世の註釈書が時期を記した)。
時間の精度:この日まで確定、月のみ判明。
出典
- 藏譯(德格版)德格版 D6 da 249b1–250a7
- 梵文原典梵文《大般涅槃經》(Waldschmidt)§17.1–17.22
- 梵文原典梵文《大般涅槃經》(Waldschmidt)§18.1–18.9
- 大正藏大正藏 T01 no.1 p.16b
- 大正藏大正藏 T01 no.1 p.17a
- 藏譯(德格版)德格版 D6 da 249b1–250a6
- パーリ三蔵巴利 DN 16:3.11.1–3.48.7
- 大正藏大正藏 T01 no.1 p.15c–17b
- 大正藏大正藏 T01 no.1 p.15c
- 大正藏大正藏 T01 no.5 p.165a–b
- 大正藏大正藏 T01 no.6 p.180c–181a
- 大正藏大正藏 T01 no.7 p.192a–c
- 大正藏大正藏 T01 no.7 p.192a
- 大正藏大正藏 T24 no.1451 p.388a–b
- 大正藏大正藏 T02 no.125 p.754c