仏陀は、自分の後、性質の荒いチャンナに「梵罰」を科すよう指示する。 パーリ三蔵
梵罰とは、誰も彼と言葉を交わさないことである。
異なる記載
この話を説いた場所:漢訳『仏般泥洹経』『般泥洹経』『根本説一切有部律』、蔵訳律典とサンスクリット本『大般涅槃経』はクシナーラーへ向かう途上とする。
南伝パーリ経典、漢訳『遊行経』と法顕訳『大般涅槃経』は双樹の下とする。
記載の相違をさらに見る(2)
各本の人名(栴檀、車匿、闡陀、車那など)が同一人物を指すかどうかは、推測するほかない。
サンスクリット本『大般涅槃経』はさらに、チャンナが罰を受けた後に悔いの心を起こしたなら、カッチャーナ(仏陀の弟子)が教えた方法で導くようにと述べる。
漢訳各本にはここにそれがない。
時期
成道第 45 年、仏陀七十九歳から八十歳、後、入滅の当日。
当日は経典の明記により、南伝の後世の註釈書によればヴェーサーカ月の満月で、この日まで確定できる。
関連項目
- 年
- 地名
- 人物
- 説かれた経
研究者向け資料:信頼度・年の根拠・全出典
- 信頼度の判定方法
南伝パーリ経典、漢訳『長阿含経』、サンスクリット本『大般涅槃経』、漢訳『仏般泥洹経』『般泥洹経』、漢訳三巻本『大般涅槃経』の五部派に記載があり、多部派共伝に属する。
- 年の根拠と時間の精度
経典の明記(経典自身が時期を記している)。
時間の精度:この日まで確定。
出典
- 藏譯(德格版)德格版 D6 da 261a7–261b4
- 梵文原典梵文《大般涅槃經》(Waldschmidt)§29.13–29.15
- 藏譯(德格版)德格版 D6 da 261b2–261b3
- 梵文原典梵文《大般涅槃經》§29.13–29.15
- パーリ三蔵巴利 DN 16:6.4.1–6.4.4
- 大正藏大正藏 T01 no.1 p.26a
- 大正藏大正藏 T01 no.5 p.168c
- 大正藏大正藏 T01 no.6 p.184b
- 大正藏大正藏 T01 no.7 p.204c
- 大正藏大正藏 T24 no.1451 p.391c
- 大正藏大正藏 T02 no.125 p.751c
- 巴利註解書巴利註釋 Ap-a,§82