漢訳『十二遊経』は仏陀の成道後十二年間にどこで説法したかを年ごとに記録しており、第十一年には一句のみ、仏陀が恐懼樹の下で弥勒に「本起」を説いたとある。 大正蔵
「本起」がどの経かは原文に明記がなく、弥勒がどのような身分かもこの経は述べていない。
他の経典に対応する記載はない。
異なる記載
『十二遊経』の年数は独自の算法で、成道の年の四月八日から七月十五日まで樹下に坐した期間を第一年と数える。
その「第十一年」が成道第 11 年に当たるかどうかは確定できない。
記載の相違をさらに見る(1)
この経は毎年のの地を記さず、説法の場所のみを記す。
後世の註釈書の雨安居表は、この年の雨安居をナーラ婆羅門村に置く。
時期
成道第 11 年、仏陀四十五歳。
『十二遊経』は第十一年と明記し、年のみ判明だが、この経の年数と成道年との対応は確定しておらず、雨安居の前か後かも原文は記していない。
関連項目
- 年
- 地名
- 人物
- 説かれた経
研究者向け資料:信頼度・年の根拠・全出典
- 信頼度の判定方法
早期各部派の経律には記載がなく、註釈書または後出の仏伝にのみ見える。
後世の補述に属する。
- 年の根拠と時間の精度
経典の明記(経典自身が時期を記している)。
時間の精度:年のみ判明。